アニソンポップ4アニソンポップの世界(4)アニソンポップの世界(1) (2) (3) (4) (5) (6) (7) (8) アニソンポップ映像の世界(1) (2) 電波ポップの世界(1) (2) (3) (4) (5) (6) 電波ポップ動画の世界 アイドルポップの世界(1) (2) (3) (4) (5) アイドルポップ映像の世界 アイドルマスターの世界 「恋はあせらず」トラック世界大会 【 ポップ偏差値 63 】 GODDESS FAMILY CLUB(井上喜久子 冬馬由美 久川彩) / Congratulations!'93 安田毅作曲編曲 『OVA ああっ女神さまっ』から誕生したGODDESS FAMILY CLUBの3人(井上喜久子・冬馬由美・久川彩)によるナンバーとのこと。サウンドはゆるやかな「恋はあせらず」トラックでベースラインが同じだが、タンバリンが無いこと、ゆったりとしたグルーヴであること等からハリーラブ特有の跳ねた感じ、スピード感は全くない。 が、この曲の真骨頂はそこにあらず。歌詞が教会/結婚式ものなので、鐘の音を多めに使用した華やかなアレンジと幸せ感に満ちたメロディ、曲調にある。「教会の鐘の音」と言えば甘茶ソウルファンならば「FANTASTICS / THE BEST OF STRANGERS NOW」で鳴り響く鐘の音に胸キュンしないものはいないだろうが、この曲は将にそういったDNAに直接訴えかけるかのような何かを持った「教会の鐘の音」マニア必聴トラックと言える。(どなたかこういった鐘の音を使ったオススメ曲がありましたら教えて下さい。) 歌の基本は三人の声優さんによるユニゾンで時折交互にソロパートが入る感じが楽しい。流石声優さんだけあって皆さん適度なフェロモンが漂い、声質も良く、更にオタク男心をくすぐる歌唱、発声法のツボを押さえてる感じ。うーん、かなりキマスね、これは。明るい陽射しをいっぱい受けた幸福な感じ、そしてちょっとホロリとさせるストーリー性のある歌詞もなかなか良い。 「ああっ女神さまっ ORIGINAL SOUNDTRACK VOL.1」などいくつかのCDで聴ける模様。「http://www.gfc-best.com」というCDにはこの曲のadd strings versionというものが入っているようなのですが、どんなもんなんでしょうか?ポップという観点からすると点数は低くなりますが、個人的には大好きな曲でオススメです。 「YOU TUBE」でこの曲が試聴出来ます。実際の曲の長さは4分23秒ありますので、気に入られましたら是非CDでも聴いてみて下さい。
岡崎律子 / はじまりはここから '01 作曲岡崎律子 編曲十川知司 「ひなたガールズソングベスト ~ラブひな~」収録 アニメ「ラブひな」収録曲を作者自らがカバーした曲。この岡崎律子さんという人はアニソンの作曲を多く手掛ける一方、自らも歌い、沢山のアルバムを発表した、いわゆるシンガーソングライターという位置づけになるようです。明るい曲調に軽やかなテンポでカヒミ・カリィを思わせるウイスパリング・ヴォイスで歌われる曲。ちょっとコミカルでソフトでゆるい曲線を描くメロディは女性らしい作品という感じ。岡崎律子さんの一人ハーモニーとなる部分などもなかなかチャーミング。 ここまでならば、まあ普通の良く出来たガールポップで済んでしまいますが、私も偶然耳にしたこの曲、実は特筆すべき点があるのです。全体のサウンドはギターポップというワケではないですが、途中の間奏部分とエンディングで聴けるホーンによるインスト・パートがまるで80年代ネオアコ・サウンド!!! 「フリッパーズギター / HAPPY LIKE A HONEY BEE」のメロディをPALE FOUNTAINS風ホーンで仕上げたって感じ(もっと近いのがある気がしますが思い浮かばない)。どこか懐かしい、甘酸っぱい青春時代の大切な何かを思い起こさせてくれる素晴らしいメロディで、ネオアコ史に残る黄金旋律と言えるでしょう。 「YOU TUBE」でこの曲のライブテイクが聴けます。(4分27秒以降の曲です)少しでも気に入られましたら是非スタジオテイクで聴いてみて下さい。なお、この 「ひなたガールズソングベスト ~ラブひな~」には、「恋はあせらず」トラックの最高傑作にしてアニソン・ポップの最高峰でもある「未来への贈り物 / 堀江由衣 他」も収録されていますので、かなりお買い得ですヨ。 Wikipediaの岡崎律子さんの項には、既に故人である彼女が残された多くの楽曲が紹介されていますが、ポップでオススメな曲があったら是非教えて下さい。
マジカル音羽(成瀬未亜) / マジカルO・TO・HA・ '08 作曲編曲藤田淳平 テレビアニメ「H2O ~FOOTPRINTS IN THE SAND~」挿入歌でその中に出てくるキャラクター「魔法少女マジカルおとは」のテーマソング。『TVアニメ「H2O~FOOTPRINTS IN THE SAND~」オリジナルサウンドトラック』収録。 スーパー・ポップ道を究めようと邁進していくと、男性よりは女性、老人よりは若者(つまりピチピチギャル)、日常よりは非日常、現実よりは非現実、等身大よりは非等身大、三次元よりは二次元(つまりアニメ)へと到達してしまいます。要は、うだつの上がらない小市民的な個人の呻き声、叫び声などポップでも何でも無いという事ですね。 その意味において、この「精霊界から来た愛と希望の魔法少女」が明るく楽しく歌うアニソンはポップソングの形態として一つの到達点と言うことが出来ます。サウンドに特筆すべきものは無いけれど、随所に散りばめられた瑞々しく弾けまくるセリフや呪文が魅力的ですネ。そう奥のあるメロディでは無いけれどサビの高揚感と爽やかさ、全体として醸しだされた非現実感が夢があっていいですねえ。 一人称が「ボク」で歌われる「ボクものポップ」なのもポイント高いけど、何と言っても途中で高らかに宣言される「みんなの楽しみを奪う悪い子は、ボクの魔法でおしおきだよ!」という決めセリフが印象的。魔法少女モノというのは本来その対象年齢を若年層向けにしたものなのですが、ここでは↓の映像からも明らかなように、あくまで対象は大きなお友達向け。そんな中で発せられるこのセリフを聞いて「ああ、自分もおしおきされてみたい!」とか「お前の方こそおしおきだ!」とか思ってる大きなお友達が全国に5万といるに違いない、、、と思って「ニコニコ動画」↓のその箇所のコメントを見たら、あれえ?誰も何も書いてない。俺だけかよ、、、。 【H2O】 魔法少女マジカルおとは テーマソング フル 「成瀬未亜さんインタビュー!」 魔法少女マジカルおとはの変身シーンや決めセリフなど(2:00辺り)
【 ポップ偏差値 62 】 寿美奈子 / SUMMER BREEZE '11 作曲編曲TSUKASA 「Aチャンネル 第7話劇中歌」 テレビアニメ「Aチャンネル」の劇中歌で、完全生産限定版DVD「Aチャンネル 4」の特典CD収録曲。曲は80年代アイドルポップを彷彿させる明るくポップなアニソン。「石川秀美 / 妖精時代」や「松田聖子 / 青い珊瑚礁」といった小田裕一郎メロディに強く影響を受けた、というか敢えて似せて作ったとしか思えない、アイドルポップの黄金期ど真ん中といった雰囲気。いきなり始まるテンションの高い高音域で展開する高揚感あるサビメロは秀逸で、将に小田裕一郎節といった趣きですね。少しトーンダウンしたAメロ、再びサビへ向けて盛り上げていくBメロ共に出来は良く魅力的。これは、全盛期の松田聖子が歌っていたら、80年代アイドルポップのスタンダードとして語り継がれる存在にさえ成り得た秀作に思えます。個人的には軽快に鳴り響くピアノの音色もツボで全体として実に好印象。 「YOU TUBE」で聴けます。 劇中でのシーン
宮崎羽衣 / ココロドキドキ '06 作曲田村信二 編曲鈴木マサキ 宮崎羽衣の2ndシングル。実に明るく元気で気合の入ったキャッチーな曲だけど、特に何かの主題歌とかになっている訳ではないようです。宮崎羽衣は当ブログで取り上げるのは、「姫子とナーナ / 百発百中とらぶるん♪」、「宮崎羽衣 / MAGICAL SIGNAL!!」に次いで3曲目なので、相性がいいようですね。彼女の特異なロリータ・フェロモン漂う拙い歌声は、こうした明るく元気な曲に乗ってこそ輝きが増す気がします。本曲においては彼女のチアコール風の合いの手がたっぷりと導入されているのだけれども、歌声同様魅力的でポップさを増幅させるのに効果は抜群ですね。個人的には少し「あざと過ぎないか?」なんて思ったりもしますが。 ちょっと微妙な味わいのあるPVを是非お楽しみ下さい。
神のみぞ知り隊 / コイノシルシ '10 作曲須田悦弘 編曲前口渉 「神のみぞ知るセカイ」 テレビアニメ「神のみぞ知るセカイ」のエンディングテーマ。神のみぞ知り隊は伊藤かな恵,竹達彩奈,悠木碧,東山奈央,花澤香菜の5人の女性声優。各ソロ中心のものや駆け魂隊バージョンなどがあるようです。 曲はテンポは速いけどメロディは情緒的で全体的にセンチメンタルな雰囲気に包まれています。既聴感の高いサビメロが秀逸で如何にも日本人の琴線に触れそう。青春時代の若い男女の出会って間もない頃の恋愛模様が切なく甘酸っぱく描かれていて、思わず「10代の恋愛っていいよねえ」とノステルジックに感傷に浸ってしまいます。各バージョンとも聴き比べてみましたが、ヴォーカルは特に目立って魅力的な人がいる訳ではないのが残念。そのかわり本バージョンで代わる代わるリードを取るアレンジは大正解で、リードが代わるたびに新鮮な味わいが有り、各人の魅力がそれぞれ2倍増しになっている感じ。更にユニゾンやハーモニーも多様され、それぞれが魅力的かつ効果的で全体としてヴォーカル・アレンジの素晴らしさが際立っています。最後に「ランラン、ラーラーラー」で締めるところも泣かせるね。 「YOU TUBE」で聴けます。
高槻やよい(仁後真耶子) / GO MY WAY!!(M@STER VERSION) '07 作曲編曲NBGI(神前暁) 「THE IDOLM@STER MASTER ARTIST 02」収録 アイドル育成ゲーム「アイドルマスター」内のキャラクター、高槻やよいの持ち歌。スピード感のある明るく楽しい曲で、その前向きな歌詞も相まって元気を分け与えてくれる曲ですね。キャッチーなサビメロも魅力的ですが、快活な合いの手、煌びやかなアレンジなど華やかな雰囲気に溢れているのがイイのです。 作曲/編曲は、同じ高槻やよいの「キラメキラリ」でもお馴染みの神前暁(こうさきさとる)氏。当ブログで取り上げた他の神前氏の作品としては、「もってけ!セーラーふく」、「SOMEONE ELSE」などがありますが、その他にも「最大聖地カーニバル」、「恋のミクル伝説」、「帰り道」、「星くず☆うぃっちメルル」といったスーパーポップなアニソン/電波ソングを数多く手掛けており、21世紀以降のこの分野における最も成功した偉大な音楽家と言えるでしょう。 次々とヒットを飛ばすキャッチーなメロディを生み出す作曲能力も素晴らしいのですが、編曲における斬新で豊富なアイデアの数々にも嫉妬を覚えてしまうほど。そして更に誰も追随出来ない超高度なポップセンスをも兼ね揃えており、まだ現役でいながら既に神格化された存在に達していると言っても過言ではないでしょうね。氏の今後の益々の活躍を期待しています。 「YOU TUBE」で聴けます。高槻やよいの可愛らしい踊りもイイね!
金月真美 / DO YOU REMEMBER ME '99 作曲加藤和彦 編曲岩崎元是 CDS「トワイライト・アヴェニュー」収録 加藤和彦作曲による1980年のアイドル歌謡の名曲「YUKI(岡崎友紀) / DO YOU REMEMBER ME」のカバー。オリジナル自体ウォール・オブ・サウンドですが、このカバーではより現代風で派手なサウンドに仕上げています。岡崎友紀版は名曲の誉れ高い憂いを帯びたメロディに生音を中心にした音壁、そしてエコー処理を施したヴォーカルとで一種独特の世界を作っていますね。一方の金月真美版はカスタネットを入れ、エレピの綺麗な音色を際立たせ、高音部から重低音にまで幅広く、バランス良く築きあげられた音壁がとても心地良い出来となっています。20年の時を経た生音主体の音壁と機械音主体の音壁ということでじっくり聞き比べてみると面白いと思います。 編曲は1990年代に多くのウォール・オブ・サウンド仕立ての名曲を世に送り出し一世を風靡した岩崎元是氏。私は彼の作った多くのアニソン/女性声優さん向けの音壁曲が大好きなのですが、近年は手掛けられることが無くなってしまい非常に残念。ただ今年は「往年の名曲の音壁アレンジ」(岩崎元是ファンの掲示板より)を考えられているそうなので、その中にこちらの金月真美さんなど女性ヴォーカルものも入れてもらえるといいな、なんて思ってます。みんなで岩崎元是Pにドンドン音壁曲をリクエストしよう! 「YUKI(岡崎友紀) / DO YOU REMEMBER ME」 「金月真美 / DO YOU REMEMBER ME 」 大森玲子 / LALALA~くちびるに願いをこめて~ '98 池毅作曲 「魔法のステージファンシーララ」オープニングテーマ。ベースラインが「恋はあせらず」です。驚きのアーパー声で曲もハイテンポで良い。何よりテンションが高い。バックの音もうるさいぐらい。歌詞もなかなか良く出来ていてちょっと胸にくるものがあるよ。最近のアニソン/声優ポップスではこんな曲がごろごろしているのだろうか?それにしてもうるさ過ぎてちょっと生活の音にはなりにくいのがたまにキズ。コーラスを入れるなりしたらもっと良かったと思う。ロリ系アニメ声が一般音楽ファンにはツライかもしれないですね。「大森玲子/wonderland」収録のdiscberry mixは疾走感がなくなりいまひとつな内容。
藤崎詩織(金月真美) / リンゴの樹の下で '97 作曲村下孝蔵 編曲岩崎元是(IWASAKI MOTOYOSHI) 「MEMORIES」収録 クレジットは無いんですが、一見して「ときめきメモリアル」関連のCDということが分かりますね。ということでボーカルは金月真美さんのもよう。ギャルゲーソングということで「ロリ系アニメ声優」な歌声を危惧される方もいるかも知れませんが、この方は「大丈夫」ですのでご心配なく。 オールディーズヒット「I WILL FORROW HIM」みたいな元気の良い出だしで全体のリズムもアップテンポで軽快です。作曲が村下孝蔵ということですが湿り気はほとんど無く、流麗に展開する良く出来たメロディ。全体のアレンジは岩崎元是作品としてはトラック自体にはさほど音の厚みはなくエコー感も少ないけど、「SUGAR BABY LOVE」コーラス大幅導入により、かなり爽快な出来。
RITA(Blueberry & Yogurt) / 青春*桜歌 '06 作曲Loser Kashiwagi 編曲Toshihiko Uchiyama 「春恋*乙女 ~乙女の園でごきげんよう。~」 お嬢様学園純愛AVG「春恋*乙女 ~乙女の園でごきげんよう。~」オープニングテーマで、「春恋*乙女 ~乙女の園でごきげんよう。~ サウンドトラックCD」収録曲。 「春、新たに始まる学園生活」がテーマのゲームの主題歌で、将にその名の通り新らしい生活や出会いへの期待に胸をふくらませているかのような楽曲。アップテンポで軽快なリズムに載せて、アブラカダブラという呪文と共にいきなり始まるサビメロは爽やかでキャッチー。「イエーイ」や「フゥー」の可愛らしく元気な合いの手も華を添えます。 そして、サビが終わってすぐにピアノの伴奏のみになる所が憎い。春まだ寒い頃の新鮮な空気感、新学年に向けたピュアな気持ちを見事に演出しています。佐野元春とか辺りがやってそうな洗練されたポップ感も有りますね。全体的にトキメキ感いっぱいのメロディに透明度の高い爽やかなヴォーカルも好感が持てるのです。未知の何かへの期待と不安、恋の予感など青春時代だけが持ちえる甘酸っぱい感覚が満喫できる曲。 「ニコニコ動画」で聴けます。 「デモムービー」
宮崎羽衣 / MAGICAL SIGNAL!! '05 作曲前澤寛之 編曲Angel Note 『D.C.S.S.~ダ・カーポ セカンドシーズン~』のアイシアというメインヒロインのキャラクターソングで、人気アイドル声優の宮崎羽衣(うい)が歌う萌えソング。彼女の代表曲である「ココロドキドキ」のPVを見ると、アイドルというには微妙なルックス、微妙にぎこちない動きと個人的には感じずにいられませんが、その辺りの危うさ、堀ちえみ辺りに通じるトロ臭さが、逆説的に人気になっているのかも知れません。彼女のロリ声にはそんな彼女自身の持つ拙さが滲み出ており、相乗効果でより魅力溢れるものになっている気がします。 そんな特異なロリータ・フェロモン漂う拙い歌声が、アップテンポなリズムを何とかうまく乗りこなそうとしている所がこの曲の大きな魅力となっています。派手さは無いものの全体のメロディも滑らか&なだらかでかなり良質ですね。サビのラインもきれいだし、「I MISS YOU」とアクセントを付ける所もポイント高いな。タイトルの「マジカル」という言葉の持つ響きも曲に非日常的ファンタジー感を与え、尚可です。 「初音島ベスト」より アイシア(宮崎羽衣)「Magical signal!!」
U / LITTLE MY STAR '05 作曲編曲ユウ スーパー・スウィート・ロリータ・ファルセット・シンガー・U(ユウ)の歌う「魔界天使ジブリールEPISODE2」オープニングテーマでアルバム「U☆TOPIA」収録曲。U(ユウ)の癖の有る甘く柔らかなロリータ・ファルセットは、その声質から聴く人を限定してしまいそうですが、この記事を読んでる人ならその辺のことはとっくにクリアしてる事でしょうネ。 スピード感のあるリズム・トラックは少し機械臭が強いけど、U(ユウ)の柔らかな歌声で中和されてる感じ。Aメロのなだらかなメロディラインは、その歌声が醸し出す上品な味わいと相まってなかなかの出来。そして最大の聴き所はBメロで、少女(ただし二次元美少女に限る)の甘く切なく熱い想いを表現した秀逸なもので思わずグッとくる込み上げ系。サビメロはキャッチーだけど少し情緒的で湿り気がありポップ感は少ないかな。韻を踏んだ歌詞もよく出来てますねえ。それと可愛らしく瑞々しい合いの手「ハイ!」の弾けっぷりもとってもイ・イ・ヨ。 ところで、この芳醇な味わいを持つ熱い想いは一体何に向けられているのかと思い、「魔界天使ジブリールEPISODE2 体験版」をやってみると、魔法天使を狙うエッチな触手へ向けたものだということが分かりました。適度な露出でフェチ度の高い白い衣装にくるまれたツインテール美少女を狙い複雑な動きを見せながら蠢く触手。敵の魔の触手に○辱されながらも、その甘美な快感に思わず身も心も預けて酔いしれてしまう。そんな触手に対して募る熱い想いを歌ったものだと解釈すれば、この芳醇で濃厚な味わいを持つメロディの素晴らしさも理解出来るというものです。ニコニコ動画で聴けます。
國府田マリ子 / 曇りのち晴れ '95 池毅作曲 「ママレードボーイ全曲集」収録曲。このコーナーは池毅多いです。こちらも明るくテンションが高くさわやかで高揚感もある。流石声優だけあって声がいいな。これじゃあ顔が可愛いいだけのアイドルは太刀打ちできないよ。曲の終わりに約35秒ものヘビメタギターソロが入り、折角のさわやかな曲がとても後味が悪くなってしまった。そこの部分をカットしたうえでの採点とした。
桃井はるこ / LoveLoveLoveのせいなのよ! 舞ソロVer '07 作曲編曲森藤晶司 「らぶドル LOVELY IDOL VARIETY CD 3 らぶり~できゅ~となのだあ! 舞 編」収録。TVアニメ「らぶドル」エンディング曲で正規版は「野川さくら 中原麻衣 桃井はるこ 後藤邑子 茅原実里 酒井香奈子」の6人によるバージョン。私も一番最初に聴いたのはこの全員版だったのですが、多人数ものとあって萌え所がちょっと散漫、、、。と思ったら何とも都合の良い事に各ソロバージョンも出てるんです。だったら当然ここは世紀の電波娘「桃井はるこ」版に決めなのよ!GO!GO! 曲は明るく楽しい雰囲気に満ちたロリータポップ。サビメロのキャッチーさも上々でこれなら主題歌も張れたんじゃないの?随所で聴かれる「ゴーゴー」とか「フゥーフゥー」とかいった合いの手コーラスも特徴的で、その緊張感のない、まったりと脱力した所に趣きがあります。ちょうど画像2のイラストのように顔の筋肉が弛緩しまくった全く無防備な感じですネ。 そして歌うは秋葉原界隈ではカルト的人気を誇る?電波シンガー桃井はるこ。代表曲のいっちゃえ!ぽぽたん等で聴ける、テカテカにポップでピカピカに輝きツルツルに光る声質はまるでエナメルでコーティングされたかのよう。その撥水性抜群でスーパーポップなエナメル・ヴォイスはここでも健在で他の5人のソロ・バージョンとは一線を画す素晴らしい内容でオススメです。YES!!
館林見晴(菊池志穂)/ SPRING DREAM '98 作曲小西真理 編曲岩崎元是(IWASAKI MOTOYOSHI) 「MY SWEET DAYS」収録 恋愛シミュレーションゲーム『ときめきメモリアル』のキャラクター名義での菊池志穂さんのアルバム収録曲。アレンジは今や世界のウォール・オブ・サウンド・シーンを牽引する第一人者の岩崎元是氏。「こんなアニメ絵柄のジャケならばどうせ下らない音楽なんだろう」と見下したそこの貴方、最高品質の絶品音壁ソングを聞き逃すことになりますゼ。 曲は明るく元気でポップな内容ではなく、湿ったメロディを持つ淡白なバラード。きれいで泣きの入ったメロディラインに、ジャケの絵柄からはイメージがかけ離れた、爽やかでクセの無い女性ヴォーカルが乗る。一聴すると軽く聞き流しがちなそんな曲調に岩崎元是氏による大仰な音壁アレンジが施されている。その結果、繊細ながらも華麗で迫力のある音圧の高ーい現代版ウォール・オブ・サウンドとして仕上がっており、その質の高さは日本国内のみならず世界的にも希有な内容。超爆音で聴いてこそ真価を発揮します。このアニメ絵ジャケにはそんな素晴らしい音楽が隠されているのですヨ。 アニソンポップの世界(5) ジャンル別一覧
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